医学修養なう~名古屋編~

学士編入に関する情報、日々の雑感、研究のゆくえなどを不定期にブログにしたためていきます。

医学部学士編入:受験記

受験のスケジュールについて(2)

今年の受験の感想や手応えを時系列で並べていきます。各校の具体的な試験傾向については他のブログでも詳細に述べられていると思うので、リンクを参照に辿ってみてください。
私の受けた試験については後日思い出せる限りまとめようと思います。


神戸一次(筆記)
今年最初の筆記試験ということで緊張。試験自体の難易度はそれほどでもなく、時間の余裕もあったのでそれなりに満足な出来(のはず)。
千葉一次(筆記)
英語と生命科学は去年の対策の成果もあり無難に終えた?少し前は猛烈な速度で解かないと終わらなかった生命科学が近年解きやすくなったように感じる(過去問と比べた感想です)。
小論文は過去問とガラっと代わって大問3題構成でした。
名古屋一次(筆記)
筆記3校目。名古屋大については普段の勉強が一番の試験対策だと思っていたのであまり過去問を見ることはなかったのですが…本番は可もなく不可もなく終えたように思います。次の神戸の試験に向かう新幹線のなかで手持ち無沙汰で答え合わせをしていたら、思わぬミスを発見して不安になりました。答え合わせをしたくなるのは受験生の性ですね。
神戸二次(面接)
研究発表のパワポですが、時間が短いので学会発表用スライドのような形式ではなくかなりスライドをシンプルにしてtake-home messageを伝えようというものを作りました。これ自体は悪い取り組みではなかったかもしれませんが、その後の質疑応答が上手く噛み合いませんでした。合掌。
千葉二次(面接)
ローテーション面接と研究面接があります。ローテーションの方は医療倫理を中心とする口頭試問のような感じです。研究面接は神戸大の時のフィードバックを踏まえて無難にこなしたと思います。こっちでは志望動機などは聞かれずひたすら研究についての質問を受けました。その後の最終面接は終始普通の面接という感じで、志望動機や経歴について尋ねられました。
名古屋二次(小論文・面接)
名古屋大の小論文は大学受験でよく問われる医療倫理に留まらず「医学技術や研究が進歩するにあたって満たすべき倫理的基準」「医療の進歩の展望とその中での自分の関わり方」「癌治療の現状と展望の多面的解釈」というような広めのトピックについて具体的に話題を設定し論じていく形式です。今年の小論文は指定語句を10個以上使えという指示で、小論文にしては珍しい出題形式にかなり苦戦しました。研究発表のほうは三度目となると慣れてきたもので、身振り手振りを交えながらプレゼンする余裕も出てきました。身体を動かすと緊張もほぐれやすくなるなと実感したので今後こういう機会では実践することにします。質疑応答は大学でどういう事をしたいかをかなり念入りに問われました。

各大学の最終結果
名古屋→合格、千葉・神戸→不合格
となりました。時系列順であとの大学になるほど手応えが良くなっていったので、ある程度の数は受けておいて正解だったと思います。

受験スケジュールの組み方は人それぞれですが、最低限の一般則として「試験慣れできる程度の数は受けること」「自分の強みを活かせる大学で勝負をしかけること」は必要だなと感じました。私の場合、時間と資金の限られたリソースを第一志望群であった千葉・名古屋に全て投資するのが受験戦略でしたが、神戸大の時に作製したパワポはその後大いに役立ちました。
また研究者養成を目的とする大学を受験する以上「試験を受けつつ研究も放置しない」ことを重視していたので、勉強の負担を増やしすぎるよりも研究する力を付けることも意識していました。

受験のスケジュールについて(1)

実際の受験の流れのおはなしです。

学士編入を決意した2014年夏、既に編入試験シーズンは本格化しており、勉強を始めるには遅れてしまった感がありました。思い切ってターゲットを千葉大に絞り試験まで2ヶ月を切る中で対策を始めましたが、やはり合格を逃してしまいました。ですが「もう一年きちんと対策すれば合格を貰えるのでは?」という手応えを得て、翌年再びということになりました。
 

受験生の中には10校以上を受ける方もいるようですが、試験を受ける体力・時間・お金、各校への対策度を考えると自分には少数に力を注ぐほうが向いていると考え、いくつかの基準を設けて受験校を選択しました。基準は以下のとおりです。
①3年次編入
②研究者養成に力を入れている 
③試験傾向が似ていること



最終的に受験したのは千葉・名古屋・神戸の3校です。研究志望だとこの3校を受験する場合が多いみたいですね(他には大阪など)。神戸は①を満たさないですが、正直に告白すると千葉・名古屋をいきなり受けるのは不安だったので出願先に加えました(神戸の関係者には申し訳ない…ですが一番気に入った街は神戸でした。あの街はオススメです笑)。1年でも早く医師になりたい事を考えるとやはり本命は千葉・名古屋で、島根も3年次編入をやっていますが入学後が大変そうということで受験は控えました。

そして最重要なのが、これらの大学は試験の傾向が似ているということでした。生命科学やそれに関連する英語の読解を中心とした出題となるのがこれらの大学の特徴です。
また試験の点数だけで合否の決まりそうな科目数の多い大学は避けました(大阪、医科歯科など)。時間に余裕のある受験者や予備校生は筆記試験で良い点を取ってくるでしょうし、物理・化学の学習に時間を割けそうになかったという事情もありました。

実際の今年の受験記については次回。

 

学士編入に至るまでの話

ペンが乗ってきて書けるうちに、というわけで同日更新です。


なぜ医学部編入を受けようかと思ったか。
私の大学では4年生になると研究室配属されるのですが、当時は「生物学も細密・厳密に理解してこそだ!」と考えていたので分子生物学の中でもリジッドな領域を扱う研究室を選びました。ですが研究を進めるうち、こうした細かいレベルの生命現象だけを研究していくもどかしさを感じ始めます。

理系4年生は夏に院試シーズンを迎えますが、進学にあたって編入という制度自体があることを友人を通じて知り(彼には非常にお世話になりました…感謝しきれませんm(_ _)m)そんな彼から「医学部学士編入は院試の科目と被る部分も大きいよ」と聞きます。

医療は人間を1つの大きなシステムと捉えて総合的に治療するものであり、ミクロな現象を追い求めていたこれまでとは対極のあり方です。ミクロレベルの研究を積み重ねていこうとするよりも、そのように人間の側からアプローチしていく方法に強い魅力を感じました。もっと身近な感覚で言えば、そうしたやりがいのある仕事がやってみたい、ということも感じました。

チューブで実験するだけでは解決できない人間の病気に挑戦してみたいという思いと、進路選択の岐路というタイミングの2つが合わさって私は医学部学士編入に足を踏み入れていくわけです。

実際の受験期についてはまた次回。
プロフィール
【経歴】
受験当時:都内大学修士課程
専攻:生命科学
興味:精神医学・神経科学etc
予備校:なし
受験決意:2014年夏

【受験結果】
2014年度
 千葉1次○、2次×
2015年度
 神戸1次○、2次×
 名古屋1次○、2次○
 千葉1次○、2次×

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